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このような、点検時の異常を隠すような人達に原子炉を任せていたのだ。。。。

「福島第一原発事故」前のフクシマの嘘

公開日: 2012/03/24

(タイトル) フクシマの嘘
(監督) ヨハネス・ハノ


ナカ氏は福島第一とフクシマノ第二の間を股にかけて仕事をしてきた。
ナカ氏と彼の部下は、何年も前から原発の安全性における重大な欠陥について注意を喚起してきた。

しかし、誰も耳を貸そうとしなかった。
私の話を聞いてくれた人はほんのわずかな有識者だけでその人たちの言うことなど誰も本気にしません。

日本ではその影響力の強いグループを呼ぶ名前があります。原子力ムラ、というのです。


この原子力ムラは東電、政府、そして大学の学者たちで構成されています。

彼らが重要な決定をすべて下すのです。

サン・フランシスコで私たちはある男性と話を聞く約束をしていた。
彼は長年原子炉のメンテナンスの仕事でフクシマにも何度も来ており
かなり深刻なミスや事故を東電が隠蔽するのに遭遇した。
フクシマの第1号原子炉は70年代初めにアメリカのジェネラルエレクトリック社が建設しそれ以来アメリカのエンジニアが点検を行ってきた。
そしてフクシマでは何度も問題があった。
東電は、点検後、なにをあなたに求めたのですか?
亀裂を発見した後、彼らが私に言いたかったことは簡単です。
つまり、黙れ、ですよ。
何も話すな、黙ってろ、というわけです。
問題があるなど許されない
日本の原発に問題など想定されていない
アメリカのエンジニア、ケイ・スガオカ氏もそれを変えようとすることは許されなかった。
1989年のことです、蒸気乾燥機でビデオ点検をしていて
そこで今まで見たこともないほど大きい亀裂を発見しました
スガオカ氏と同僚が発見したのは、それだけではない。
原子炉を点検している同僚の目がみるみる大きくなったと思うと
彼がこう言いました
蒸気乾燥機の向きが反対に取り付けられているぞ、と。
もともとこの原発の中心部材には重大な欠陥があったのだ。
スガオカ氏は点検の主任だったので正しく点検を行い処理をする責任があったのだが彼の報告は、東電の気に入らなかった。
私たちは点検で亀裂を発見しましたが、東電は私たちにビデオでその部分を消すよう注文しました。
報告書も書くな、と言うのです。


動画内のインタビュー抜粋2(02:44〜)

私たちは東京で菅直人に独占インタビューをした。

彼は唖然とするような内容を次々と語った。例えば、首相の彼にさえ真実を知らせなかったネットワークが存在することを。

マスメディアでは彼に対する嘘がバラまかれ、彼は辞任に追い込まれた。

彼が原子力ムラに対抗しようとしたからである。



メルトダウンしていない4号機使用済み核燃料プール!!

75%の確率で予想される大地震に対する対策を取らない人達に原子炉を任せて大丈夫なのか?真剣に考えよう!

「福島第一原発事故」後のフクシマの嘘2

記者
「今、原発は安全なのですか?」

福島原発作業員
「そう東電と政府は安全と言っていますが、働いている職員はそんなことは思っていません。とても危険な状態です。

私が一番心配しているのは4号機です。この建物は地震でかなり損傷しているだけでなく、この4階にある使用済み燃料プールには、約1,300の使用済み燃料が冷却されています。その上の階には新しい燃料棒が保管されていて、非常に重い機械類が置いてあります。

なにもかもとても重いのです。もう一度大地震が来れば建物は倒壊してしまうはずです。そういうことになれば、また新たな臨界が起こることでしょう。